第1条(名 称)本会は全国高等学校演劇協議会と称する。
第2条(事務局)本会は事務局を、事務局長が在任する学校内に置く。
第3条(目 的)本会は、高等学校及びそれに準ずる学校における演劇の研究・育成・指導につとめ、その向上をはかり、学校教育に寄与することを目的とする。
第4条(事 業)本会は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
1.全国大会・指導者講習会の開催。
2.全国高等学校演劇研究機関相互の情報交換及び連絡。
3.高等学校及びそれに準ずる学校における演劇活動に関する共通の問題点などに対する処理。
4.各地の高等学校及びそれに準ずる学校に設置された演劇活動団体間の交流。
5.演劇教育に関する資料収集と調査研究。
6.講習会、コンクールなどにおける講師、審査員の紹介。
7.高校演劇関係図書の出版と優良図書の紹介。
8.機関誌「演劇創造」の発行。
9.その他、本会の目的に寄与する事業。
第5条(組 織)
1.本会は、全国の高等学校及びぞれに準ずる学校に設置されている演劇部によって構成され、各都道府県高等学校演劇団体(もしくはそれに準ずる団体)単位での加入を認める。
2.本会は、地方連合組織(以下ブロックと称する)を置く。ブロックの組織については、これを細則に定める。
第6条(役 員)本会は、次の役員を置く。
1.会長、副会長、常任理事、理事、会計監査
第7条(役員の選出及び構成)
1.会 長会長は常任理事会において承認し、理事会において決定する。
2.副会長副会長は各ブロックの長をもってこれに充てる。副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、その職務を代行する。
3.常任理事常任理事は、各ブロックの事務局長をもってこれに充てる。
4.理 事理事は各都道府県から選出される。選出される理事の人数は各都道府県3名とする。
5.会計監査会計監査は会長が推薦し、理事会の承認により決定する。会計監査は2名とする。
第8条(役員の任期)役員の任期は1年とし、再任を妨げない。
第9条(名誉会長)本会は名誉会長を置くことができる。名誉会長は常任理事会で推薦し、会長が委嘱する。
第10条(顧 問)
1.本会は、顧問を置くことができる。顧問は、高等学校及びそれに準ずる学校における演劇活動に理解のある有識者を常任理事会が推薦し、会長が委嘱する。
2.顧問は、会長の要請に応じて助言を行い、会務の進行に寄与する。
第11条(事務局長)
1.本会は、事務局長1名を置く。
2.事務局長は理事の内より、理事会において選出する。
3.理事が事務局長に選出された都道府県はさらに理事1名を補充する。
4.事務局長の任期は1年とし、再任を妨げない。
第12条(事務局)
1.事務局は、事務局長、副事務局長、会計及び若干名の事務局員によって構成される。
2.副事務局長、会計及び事務局員は事務局長が推薦し、理事会の承認により決定する。
第13条(会 議)本会は、会を運営するために以下の諸会議を開く。
1.常任理事会
1)常任理事会は常任理事及び本会会長、副会長、事務局長をもって構成し、年2回以上会長が招集する。
2)常任理事会は、理事会の決定に基づいて本会の運営にあたる。
2.理事会
1)理事会は、本会理事及び常任理事、会長、副会長、本会事務局長及び副事務局長をもって構成し、年2回以上会長が招集する。
2)理事会は、本会構成員の過半数の出席(委任数を合わせる)をもって成立する。
3)理事会は、会長の選出、名誉会長・顧問の推薦、事業計画、事業報告、予算、決算、その他の重要事項について審議、決定を行う。
4)議決は、理事会に出席している理事の過半数を得て決する。可否同数の場合は会長が裁決権をもつ。
3.顧問総会
1)顧問総会は、加盟する全国の高等学校演劇部顧問及び協議会顧問によって構成し年1回以上会長が招集する。
2)顧問総会においては、理事会の決定事項の報告を行う。また、出席顧問による直接の意見交換、協議、提案を保証する。
第14条(会 計)
1.本会の経費は、会費その他の収入をもってこれに充てる。
2.会費は、毎年度はじめに納付する。金額は別に定める。本会の会計年度は、毎年5月1日に始まり、4月30日に終わる。
3.1999年度から、1校あたり1000円とする。
4.各都道府県の高等学校演劇団体は、会計を置き、全国高等学校演劇協議会との会計に関する業務連絡にあたる。
第15条(細 則)本規則の細則は別に定める。
第16条(規約改正)本規約の改正は理事会の議決による。
第17条 本規約は、1993年8月9日より実施する。本規約は、1999年7月31日より一部改定の上実施する。
細則1 地方連合組織(ブロック)の組成について
1)ブロックを次の通りに編成する。北海道以外の都府県については、2都府県以上の連合団体をもってブロックを組成する。また、ブロックに所属する都道府県は1999年度現在下記の通りである。
北海道 (北海道)
東北 (青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島)
関東 (東京・神奈川・千葉・茨城・静岡・山梨・埼玉・群馬・栃木・新潟・長野)
中部日本(富山・石川・福井・愛知・三重・岐阜)
近畿 (大阪・京都・奈良・兵庫・滋賀・和歌山)
中国 (岡山・広島・山口・鳥取・島根)
四国 (香川・徳島・愛媛・高知)
九州 (福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄)
2)全国高等学校演劇協議会の下部組織とする。
3)各ブロックは、ブロックの長を選出する。
4)各ブロックは、事務局長を置く。
2 全国大会出場校推薦規約について
1)全国大会への出場校は、各ブロックから1校、関東ブロックから2校とする
2)前項に加えて、最多加盟校数を擁するブロックから1校増やす。
3)全国大会開催地の要望により、当該ブロックからさらに1校増やすことができる。
4)全国大会出場に関する推薦母体は、地方連合組織(ブロック)とする。
5)出場校は「ブロック代表」と称する。
6)各ブロックからの全国高等学校演劇協議会への出場校の推薦報告は、出場に該当する全国大会を実施する前年度の1月末日までとする。
3 全国大会の上演基準について
1)脚本は、推薦したときのものによる。
2)上演時間は、演技時間60分以内、装置設置撤去30分以内とする。
3)キャスト及びスタッフについては在校生のみとする。
4)既成脚本を使用する場合及び既成脚本を脚色、潤色、翻案、構成した上で上演する場合は、必ず著作権者の上演許可を得ていることを上演の条件とする。
4 表彰規定について
1)全国大会及びブロック大会出場校のうち、最優秀校に「全国高等学校演劇協議会会長賞」を贈るものとする。
2)全国大会出場校のうち、優秀校及び優良校に「全国高等学校演劇協議会会長賞」を贈るものとする。
3)他の表彰については、別に規定を定める。
4)創作脚本賞対象作品の規定(全国大会・ブロック大会)について次のように定める。
(1) 生徒創作の場合は、推薦された時点でその生徒が在学中であり、その作品が在学中の学校において上演されたものとする。
(2) 顧問創作の場合は、推薦された時点で、作者がその学校に在職中であり、自校の演劇部のために創作し、その学校で上演されたものとする。