復刊95号  WEB版


事務局通信
  八月の神奈川大会を控えて会場のグリーンホール相模大野で行われた今年度第一回の理事会では、大会の概要についての説明に続いて、福井大会の運営についての協議が行われました。 * 神奈川大会では、日程の中で「特別講演(劇作家・つかこうへい氏)」と五分科会の設定が従来の大会と異なる点ですが、主催者側から趣旨の説明を重ねて行い、日程の確認としました。 また、著作権上の対応については、上演校全体への説明が事務局の林から行われ、「上演許諾」の徹底が図られました。
 リハーサル順と上演順の決定については「完全抽選」の原則に従い行われましたが、一部地区大会などの日程事情により変則的になりました。今後同様のケースが生じる可能性がありますが、「公平の原則」を尊重する意味でも、関係各機関の調整をお願いしたいところです。 なお、入場者の手続きについては、例年通り「往復はがき」による申し込みにより対応しました。

  次年度の福井大会については、概要の報告と、生徒講評委員会の扱いについて検討が行われました。 前回の常任理事会・理事会において、具体的な原案提示が求められたことから、今理事会において、「規模(一五名程度)」「位 置付け(一分科会として設定、生徒表彰を設定)」などについての案が出され、理事会ではこれらをもとに協議されました。 運営上の諸問題についての意見が出されましたが、「福井大会における試行」が前年度までに確認されていること、実施状況をみて次年度以降検討議案に加えることなどを了解し、八月の理事会で要項の項目として正式に提示されます。 また、講師謝金の問題が神奈川県から提案されましたが、派遣者の身分上の問題(倫理規定の確認)など諸状況を勘案しながら、適切な対応をしていくことで一定の理解を得ました。

 継続協議題の「全国大会の上演校数」「全国大会の年度内開催」については、各都道府県からの意見集約の域を出ていませんが、静岡大会以後具体的な原案提出がなされていない状況をふまえて、実施の方向性をその可否も含めて検討するべきではないかという意見が出されたことを受けて、次回以降さらに協議を重ねていくことになります。 また、徳島大会が第五〇回大会にあたることから、記念事業についての提案が示されました。具体的には、記念誌(CD―ROM)の発行や記念講演などのアイディアが出されましたが、他にもよいプランがあれば、是非お寄せください。  (事務局・三上 実)