復刊96号  WEB版


お知らせ

 例年開催してきた第三回常任理事会を、今回は見送ることになりました。八月の第二回常任理事会・理事会において、東北ブロックより、「全国大会の年度内開催及び、上演校数について」の提案を受けました。各ブロック・都道府県で検討された内容の報告に基づいて、現在事務局内では、今後の方針について検討中です。来年四月には、何らかの提案をする予定です。

***** 事務局通信 ****
 早くから夏を思わせるような日が続いた今年も、全国大会を終ってしまうと、あっという間に駆け足で季節が変わってきました。
 久しぶりの首都圏域開催ということで、集客状況とそれに伴う当日の会場整理が懸念された神奈川大会も無事に終わりました。
 会場の収容人員をはるかに超える申込者のはがきの数に、運営側としては、頭を悩ませた場面もありましたが、昼食時間帯に一度会場の外に出ていただくという煩わしさも、観客のみなさんのご協力によりスムーズに行うことが出来、大きな混乱もなく、三日間を乗り切ることが出来ました。
 暑い中お越しいただいた多くの方にお礼を申し上げるとともに、今後の大会運営についてのご意見をいただければ、と思います。
 さて、大会と並行して開かれた全国高等学校演劇協議会の第二回常任理事会・理事会においては、継続審議議題として次の二点についての各ブロック及び都道府県からの意見提出が行われました。
 まず、「全国大会の年度内開催」については、東北ブロックからの「平成十七年度を目標とした開催の方向を」という具体的な数値をふまえながら、意見を集約しました。
 実施時期の問題、出張など校内措置の問題、予算繰りの問題などについての疑問が出されました。  また一方で、生徒の発表機会の保障など、積極的に検討するべきであるとの意見が出されました。
 そうした中で、具体的なたたき台がない状況での議論はかみ合わないという意見が提示されたのを受けて、具体的な予算規模、スケジュールなどについて素案を作り、それをもとにして年度内開催の実現の有無を含めて、今後、更に議論を深める方向で、共通理解を得ました。  また、来年度の福井大会において試行される「生徒講評委員会の設置」については、生徒の大会への積極的な参加を促すという面を重視して、採決の結果「賛成45・反対8・保留7」で、設置運営することになりました。但し、各地区によって導入についての意見が出されたことを受けて、福井大会後、十分な検証を行った上で、次の年度以降への設置導入の有無を問うことになります。
 この点については、各地区レベルでの様々な実践について、情報提供をいただければ幸いです。
 その他、福井大会の要項概略の報告(会場の状況など)、五〇周年記念事業の展開について(記念誌と合わせてCDーROMの制作を行う可能性もある)の経過報告、日本芸術文化振興会助成及び民間支援についての報告、NHKーBSの優秀校公演の放映についての情報提供などが行われました。
 では、よいお年を。 (事務局・三上 実)