岐阜県立池田高校よりメッセージ

「昨年度上演校からのメッセージ」シリーズ第3弾です。

 

今回は滋賀県のお隣、岐阜県から。お隣と言っても、滋賀は近畿、岐阜は中部と、大きく別れるんですけどね。たぶん、岐阜は名古屋文化、滋賀は京都・大阪文化なのでしょうね。

 

池田高校は第60回記念大会の、さらに記念すべき上演1、つまりトップバッターでした。作品は「麒麟児-killing G-」(西野勇仁/作) ではどうぞ。

 

第61回全国高等学校演劇大会出場校の皆様へ

 

全国大会出場、本当におめでとうございます。


私は、岐阜県立池田高校演劇部の顧問だった高橋と申します。(今年度は、国語の非常勤講師、兼演劇部講師を行ってます。)

 

もう、あれから1年が過ぎるのですね。岐阜県は、地区大会~全国大会~県大会という大会日程になるので、昨年度の今頃は、本当に、本当に、大変でした!(そのあたりの事情は、昨年度の事務局ブログに、何度か投稿させていただきました。)でも、結果的には、楽しかった思い出しか残っていません。強がりでもなんでもなく、本当に楽しい充実の日々でした。

 

高校演劇の全国大会には、たった12校しか出場できません!だから、出場できるだけで超ラッキーですが、そのうえ満員の観客の前で作品を上演できる幸せ!それを思うと、どんな辛さや困難も、すべて喜びや楽しさに変わってしまいます。


昨年度、池田高校は、4月の抽選会で、1番クジを引きました。周囲には1番を歓迎しない雰囲気もありましたが、私たちは、部員共々大喜びでした!第60回記念大会の第一声を舞台から発せられる幸運!そして、上演後、ゆったりと残るすべての学校の舞台が見られる幸せ!また、季刊高校演劇の全国大会特集号の巻頭に脚本が掲載される!(これはどうでも良いか・・・)いずれにしても、大会を思いっきり楽しむことが出来ました。

 

今年度のトップバッター、『大阪府立緑風冠高校演劇部』のみなさん!心からおめでとうございます。

 

ところで、私自身も高校演劇出身で、しかも、とても幸運なことに高校時代に全国大会に出場することが出来ました。そして、忘れもしない札幌の会館の舞台袖で、幕が下りた直後に、まるで大地を揺さぶるように押し寄せる音の洪水を聞きました。・・・そう、あの、満員の観客からの拍手を聞いたときの興奮は未だに忘れられません。あれは、おそらく私の人生の中で、最も幸福な一時だったと思われます。あのときの拍手の音が忘れられず、定年退職後の現在も高校演劇と関わっています。

 

この夏、また、12校の幸せな高校演劇部員達が、彦根の舞台で最高に輝く姿を(躍動する姿を)見せてくれるのでしょう。そして、そんな幸せな演劇部員達を、現地の実行委員会の生徒や顧問の先生方や会館のスタッフの方々、その他の多くの、観客を含めた本当に多くの人たちが支えてくれます。

 

そんな特別な楽しい時間、幸せな時間を、思う存分満喫してください。私にとってもそうだったように、ここでの体験は、間違いなく一生の財産になるはずですから。

 

池田高校演劇部は、今年は観客として全国大会に参加します。そしてすべての出場校の上演の成功を、客席より応援しています。心からの拍手で応援します。


最高の60分をともに過ごせることを今から楽しみにしています。

 

池田高校演劇部講師 高橋利明

 

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胸が熱くなりますね。もう言うこと(書くこと)ありません。

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