気持ちよく日常生活に戻ろう!

今、「気持ちよく日常生活に戻ろう」と書いたつもりが、「気持ちよく異常生活に戻ろう」と変換された、何か少しうなづけるところがあったりして面白い。

 

さて、全国大会が終わった。お祭りが終わったのだ。どんなお祭りも必ず終わることはわかってるし、終わらなければ次のお祭りが始まらないこともわかっているが、やはり翌日は何ともどうしようもない気持ちが残る。

 

全国大会、「お祭り」とは言っても、「コンテスト」でもある。しかも年度最初のコンテストである。最後のコンテストからしばらく遠ざかっている上演校にとっては、久々に聞く大会結果にどう反応してよいのかわからない戸惑いが見られるのも当然であろう。

 

特に期待していた賞を得られなかった上演校にとっては、いくら「お祭り」を十分に楽しんだとは言え、何かやりきれない、不完全な、やり切り感のない思いで帰路につくこともあるだろう。「もう一度やりたい!」 思いが胸をふさぐ。

 

自分も演劇部顧問として、生徒とともにそんな思いで帰路についた日々を思い出す。なぜか結果がよくて、ルンルン気分で帰った日のことはあまり思い出さない。細部まで蘇るのは、悔しくて、残念で、割りきれない思いで帰った日のことである。地区大会も、県大会も、関東大会も、そして全国大会も・・・。

 

この思いが懐かしい思い出に、次の作品への、3年生なら次のステージへの意欲に変わっていくのにしばらく時間がかかる。まあ人によるけど。私なんかうじうじしているから、癒えるのに半年くらいかかったことがある。顧問の方が生徒よりも、立ち直りが5倍遅い。演劇オジサンオバサンたちは実は心が繊細なのだ。

 

さあ、でもやはり現実に向き合わなくてはならない。いつの間にか8月ではないか。お盆明けには学校が始まるところもあると聞く。補習、研修と夏休みだって休めない日々だ。

 

でも忙しい日常生活を送りながら、次のお祭りへの参加の準備をしよう。次は何ですか?それこそ夏祭りだっていい。演劇で言えば地区のサマーフェスティバルとか。優秀校東京公演もあります。いや、地区大会寸前、いやいや県大会寸前なのかもしれない。

 

高校演劇のいいところ。お祭りはすぐにやってくるところ。

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