上演5 北海道新篠津高等養護学校

学校紹介

 新篠津高等養護学校は札幌から車で1時間ほどの新篠津村という農業がさかんな村にあります。知的障害のある高校生が通う学校で、ほとんどの生徒は学校に併設されている寄宿舎生活をしながら通学しています。全校生徒は160名ほどで、産業科、木工科、クリーニング科、家庭科、生活園芸科、生活家庭科、生活技術科の計8学科の職業学科のクラスに分かれて、社会自立を目指して作業学習を中心に学習しています。

部活紹介

 創部2年目。「演劇には人を成長させる力がある!」という顧問の熱意から立ち上がり、現在3年2名、2年4名、1年4名の計10名で活動中。1年目は校内での公演を中心に活動し、今年度は村の高齢者福祉施設での公演を経験し、初めて高文連の舞台に上がりました。部活の時間は週2回1時間程度が基本ですが、大会前は月~木、1時間半、日曜4時間の強化練習を組んでいます。初めて夏季合宿も経験しました。

上演作品について

 顧問が部員たちのこれまでの経験や今の思いを聞き取り、脚本に仕上げました。障害受容の問題を取り上げているので、重い作品に思われるかもしれませんが、普段の部員たちの姿そのまま、底抜けの明るさと笑いいっぱいの作品になっています。私たちのありのままをぜひご覧ください。

全国大会出場にあたっての意気込みなど

 多くの高校演劇部がこの舞台に立つことをどれだけ夢見ているか・・・。そう思うと私たちがこのような舞台に立って良いのだろうかと思い悩むこともありました。しかし、全国に出場するまでに自主公演を重ね、たくさんの方に応援、励まし、カンパいただきました。ここまで来たからには思う存分この舞台を楽しみ、思いを届けるしかないのです!「障害」というフィルターは取っ払い、演劇として芝居として、まっすぐこの舞台をご覧ください。

 

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