「アナログの無駄こそ文化なのだ」(再掲)
往復はがき論第2弾。往復はがきの復権を祈って!
昨年の今頃はこんなことを書いていました。
「・・・往復はがきって本当に使うの稀ですよね。今の時代、オンラインで申し込みでしょう、と考えるし、もう何年かすればそうなる気もするけど(自分がそのシステム作れないので人頼み)、でもやっぱり、ここはアナログ・往復はがきでいきましょうよ、と負け惜しみに聞こえるかもしれないが言っておく。昨日の朝日新聞で美輪明宏が「デジタル文化」に対するコメントでいいことを言っていた。「アナログの無駄こそ文化なのだ」と。そうなのだ、それなのだ。いくら映像使ったって、いくら照明操作がコンピュータ処理されていても、演劇こそアナログ文化の最たるものだ。だから申し込みもアナログなのだ。開き直る。さあ、書こう、ペンを持って、往復はがきに、一字一字。往復はがきは書き方にコツが入りますよ。表面、裏面、往信先、返信先、間違えてはいけませんよ。おっと、切り離してはいけない。切り離すのは相手です。104円が無駄になりますよ。そうやって、往復はがきの書き方を学んでいく。まるでカセットテープレコーダーの使い方を学ぶように。過去を学んで未来への切符を手にしよう。」
カセットテープレコーダーと昨年は書いていたが、今は無性にレコードプレーヤー(針のついたやつ)が欲しい。この間観た芝居でレコードをかけるシーンがあって(ボブディランの曲だったか)、あれがいいと思ってしまったのだ。あのレコード針を落とした時のブチって音、曲が始まるまでのザラザラした音が聞きたい。実家にあるレコードをまた聞いてみたい。と思っていたら、今けっこうレコードって流行っているらしい。今の音楽聴取、楽すぎるもんなあ。音楽かける時も、スマホ出して、bluetooth ではいよ、だからなあ。デジタルで聞く音楽と、アナログで聞く音楽って、同じ曲でも意味の深さが違う気がしませんか。やっぱりアナログ回帰ってあると思いますよ。
だからやっぱり高校演劇、アナログでいきましょう。さあ、往復はがきを買いに走ろう。(なぜ走るのだ・・・メロス)