八戸は寒く、熱かった。

クリスマスイブ! と言っても、ときめくことなく、特別なこともなく、何事もなく日常通りに時間が過ぎるようになったのはいつの頃からだろう。今日の夕食は普通に和食だろう。七面鳥などありえない。フライドチキンは一昨日食べた。

 

「高校演劇の冬」が本番だ。先週末から今週末にかけて、5つのブロック大会が行われている。今日だって、四国ブロック大会だ。(23日24日) 四国大会はいつもクリスマスイブ。四国にある演劇部の部室のカレンダーは、12月24日の「クリスマスイブ」の赤い文字を二重線で消して、横に大きく「四国大会」と書いてあるらしい。(推定) そんな四国大会の今年の開催地は、高知である。高知は2020年夏の全国大会開催地に内定している。え、でも2020年夏と言ったら・・・。四国、特に高知の演劇部の部室の2020年のカレンダーは、「東京オリンピック」の文字の横に、その5倍大きな文字で「全国大会」と朱書きで書いてあるだろう。(推測)

 

「高校演劇の冬、外は寒くても、劇場は熱い」がキャッチフレーズだ。そしてその通り、東北ブロック大会が行われた八戸は「寒かった~!」そして「熱かった~!」。(叫ぶ感じで読んでください)

 

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会場は八戸市公会堂。2005年夏の全国大会会場である。「修学旅行」はここで生まれた。

東北の冬はやはり手強い。ダウンに手袋、この冬初着用。

 

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八戸の街はなんだかんだで4回目。本八戸の駅から街の中心部への道も馴染みがある。東北大会は幕間が30分と長いので、隣の三八城公園を散歩する。公演中に公園中を散歩。おお、いいではないか。しかし寒い!(ダブルで)

 

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講評委員会は散歩はしない。30分間みっちりと。議論は深まる。

 

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朝、会館前で鬼ごっこのようなことをしながらはしゃぐ高校生たち。若い顧問の先生も一緒になって。いい感じの部活だなあ。

 

それは、いわき総合高校演劇部だった。彼ら彼女らが上演した「CUQP」。その鬼ごっこのような明るさで、高校3年生の部員たちが、18年間の人生を振り返り、新しい世界へと旅立って行きました。舞台がそのまま卒業式。舞台空間と言い、音楽と言い、引きこまれたなあ。見送った下級生、次は君たちの番ですね。

 

ラスト上演の山形東「隊道」、これは衝撃作。生徒創作のすさまじさよ。演技だって、すごい。過激であり繊細であり。いやはや参った、参った。

 

実は、この東北大会で、「2015年度私の中での3本」の3本を超えてしまったのだ。ああ、どうしよう。それほど熱い東北大会だったのだ。

 

全く関係ないけど、本八戸の駅から街の中心部に行く道沿いの、店の窓や家の軒下やシャッターに何やら、文字が書いてある。どうやら、八戸の町案内のよう。ユーモアにあふれていて楽しい。

 

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まずは駅から。

 

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こんな感じでふつうの家の窓に。

 

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案内はふつうだが・・・(    )内で笑う。

 

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シャッターだってこうなる。

 

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へえ~、そう「らしい」んだ・・・

 

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へえ~、そうなんだ、と思ったら噂なの?

 

八戸は面白い。夜も活気がある。それが大事だ。

 

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「下町ロケット」のこの方も来る。

 

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「母と暮らせば」が公開されたこのお方もこの地にいらした。

 

八戸、いい街、熱い町なのでした。                 

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