また今年の12月に、と言って関東大会は閉幕した。

関東大会龍ヶ崎会場(茨城県)が盛況の内に幕を閉じた。つまり「ブロック大会祭り~高校演劇の冬」が終わったということだ。

 

だから2月1日からいよいよプロ野球もキャンプイン、高校演劇も春が来る・・・というわけにはいかない。「高校演劇の冬」は「熱い冬」なのだ。だから少し冷ます期間を置かなくてはいけない。

 

ただ龍ヶ崎会場は、「熱い」というよりは「温かい」大会であった。前週のさいたま芸術劇場でのさいたま大会を、洗練された都会的な大会とすれば、今大会は、自然豊かな、温もりのある、手作り感の強い大会と感じた。

 

まず出迎えるのは、JR佐貫駅から出る1両編成の関東鉄道竜ケ崎線。終点竜ヶ崎駅まで駅は1つ。入地(いれじ)駅がある。しかも案内板は、駅が古い字体で「入地驛」となっている。おお、もうすでに昭和にタイムスリップである。竜ケ崎駅からのどかな道をのんびり歩いて会館へ。

 

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関東鉄道のホームには会場へ向かう人たちがいっぱい。みんなその1両に乗り込む。朝満員の下り列車は珍しい光景だろう。

 

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近代的なホールに、この手作り感満載の看板を見てほしい。これが茨城県高校演劇の信条なのだ。茨城県が「魅力度ランキング47位(最下位)」を自虐ネタにして久しいが、実は高校演劇の世界では、「おもてなしランキング」のトップかもしれない。2年前の全国大会ひたちなか会場を思い出してほしい。

 

2014年全国大会ひたちなか会場の準備風景

2014.07.27-069 

 

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おもてなし&気遣いはこんなところにも。路地でも駅前でも。

 

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開場前に並ぶ人々。「最後尾」という看板が好きだ。人がいっぱい来た、という感じがするから。

 

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舞台ではセットチェック。窓の裏から客席を見る。

 

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やっぱりいたぞ!しかも二人(頭、匹、体、マスコット・・・どれが正しい?)。

 

さて、先週のさいたま会場と同様、この龍ヶ崎会場も雪におおわれる予定であった・・・

 

が、やっぱり翌日は快晴!今回の関東大会は、初日雪予報、でも雪降らず、2日目快晴と天気は全く同じでした。

 

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朝日を浴びて入線する車両をパチリ。鉄ちゃんでなくても気持ちは同じ。他にも何人かいましたよ。

 

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先頭の窓の後ろに陣取ってパチリ。これは私だけでした。

 

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今日は天気がいいので、外に並んでいます。

 

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この向かいには2日間に渡ってマルシェ(出店)が。名物は「龍ヶ崎コロッケ」。その場で揚げています。上演と上演の間にコロッケを求めて列ができます。

 

さて、熱々のコロッケをほおばりながら、今観たばかりの熱々の劇について語る人々多し。それは語りたくもなりますよ。う~ん、この龍ヶ崎会場「変」でしたから。「変」は「変化球」の変です。内々では、この関東大会、変化球大会と呼んでいましたが(私だけか)、ここまで変化つけるとは!直角球?それとも消える魔球?左門豊作は、消える魔球になすすべなく、空振りしてホームベースに汗をかいた背中から倒れこみ、結局それが、消える魔球を解明するヒントになったのですが、今回は心の汗はかきぱなっし、そして解明できない劇に心地よく。高校演劇またまた広がったなあ、と。

 

さて、そのような中から春夏の全国大会に推薦された学校、5校。これで、全部の上演校が出揃いました。いやあ、春も夏もこれは相当に面白いことになりますよ。

 

さてタイトルの意味は次回に回しましょう。

 

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最後に、JR佐貫駅で見つけた注意書き。千葉県民ならわかるマザー牧場。本当に間違えてここに来る人いるのだろうか。いあや、いるから出したのですよね、これ。間違えた人は大変だ。ここから本当の佐貫町へは2時間はかかる。予約したバーベキューに間に合わな~い。         

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