光の国から僕らのために

「光の国から僕らのために」と聞いて、頭の中にじゃんじゃかじゃんじゃか子供たちの歌声が鳴り響くのは、ある世代。と言っても一世代5年としたら、3~4世代に渡るかもしれない。それほどに長く、一世を風靡し、少年少女時代(特に少年)の記憶に深く刻まれたテレビシリーズ。そう、ウルトラマンシリーズ。「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」などの一連の作品群だ。ウルトラマンは、今年生誕50周年だそうである。2016年7月に「ウルトラマン」の放送が始まったとのこと。やはりウルトラマンは自分にとってリアルタイム幼少・少年時代であった。

 

「光の国から僕らのために-金城哲夫伝-」という劇を観た。(畑澤聖悟:作、劇団民藝、紀伊国屋サザンシアター) 毎年恒例の千葉県演劇部顧問による舞台見学会。ウルトラマンを脚本家として世に送り出した金城哲夫氏の評伝劇である。畑澤さん人気か、ウルトラマン人気か、新宿人気か、千葉県がまとめて予約したチケットはすぐに売り切れたとのこと。面白い芝居であった。

 

主役の金城哲夫役をやった齊藤尊史氏と終演後話をしたが、氏は千葉県の高校演劇出身である。ここにもいたぞ、「がんばれ!高校演劇出身者」が。しかも老舗劇団民藝で立て続けに主役を張っているのだ。しかし高校時代は、いわゆる強豪校が同じ地区で、県大会には一度も出られませんでした、とけっこう真面目に悔しそうに語っていた。なにか高校生がそのままプロになったかのような若々しい方であった。(実際齊藤氏は高校卒業後そのまま民藝に入団している)

 

その後はやっぱり当時のウルトラマンの話で盛り上がった。ピグモンがかわいかったとか、ウルトラセブンがとさかのような武器を使うとツルリンとなるとか・・・なぜか昔のことはよく思い出す。俳優の名前もすぐに出てくる。今は・・・。若い世代は全くの蚊帳の外状態であった。

 

その中で一番話題になったのが、初代ウルトラマンが放送される前に半年間放送された「ウルトラQ」であった。どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんという不気味なテーマ曲(と言ってもこれじゃわからない)、ヒーローが出てこない不気味なストーリー展開、そしてカネゴン!ああ、あの時代少年少女だった誰の心にも深く刻まれていたのだ。

 

 

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チラシの写真。ちょっと昔過ぎないか・・・でも50年前だからなあ。ほんとか~50年。

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