県大会の上演校打合せ会であった。
修学旅行から帰って代休が2日ある。その翌日が打合せ会。当初の予定ではこの代休の2日で提出物全てを仕上げるつもりでいたが、1日半寝込んでしまったので、もって行くべきものが用意できず、県大会の役員の先生方に頭を下げて回った。(自分も役員だが) 一方、部員たちは完全にスタッフ関係の提出物を揃えていて、大したものである。やはり顧問は少し頼りない方が部員は成長するのだろう。
さて、上演校打合せ会と言えば、やっぱり気になるのは上演順決定である。顧問が属するC県は、くじ引きで上演順を決定する。ただしくじ引きでも他県と違うところは、番号の若い順に上演日程を選べるということだ。つまり1番を引いた時、引いた生徒がつらそうな、かなり複雑な顔をするのではなく、ガッツポーズをするのである。
ただこの方式も、悩むところである。引いた数字がそのまま上演順になるのであればあきらめもつくが、自分で選べ、と言われるとどこがいいのか迷ってしまう。特に今年のC県の県大会は、祝日をはさんで初日と3日目が平日である。やはり休みの日がいい。いや最終日であろうか。午前中であろうか、午後であろうか。優柔不断顧問にとっては、苦しい選択である。そこで優柔不断は、決断力のある部員たちに任せる。「いいか、君たちが好きなところを選べ。」 寛容で自主性に任せる方針に見えるが、実は自分で考えたくないだけである。
部長がくじを引くことになった。そして6番目の選択権をもってきた。えらい、部長。日ごろの行いがいいからだろう。そして第1希望だった上演6が空いていた。「はい、上演6で決まり!」といけばいいものを、優柔不断顧問は横から口を出す。「あのさ、上演8も空いているんだけど、上演8もいいよね。」 そして部員たちを困らせる。「県立M高さん、早くしてください。」と係の先生が急かす・・・さあ、どうする。
結局、上演6で行くことにした。第1希望だし、カード6引いて、上演6、何かいいではないか。ああ、すっきりさせよう。顧問が優柔不断な方が、部員たちの決断力は増すのである。
上演順くじ引きの開始。
6番を持ってきた!しかもハートだ。
上演順がホワイトボードに書き込まれる。
ちょっと外出していたら舞台の聞き取りがすでに始まっていた。しかし舞台監督は1人でしっかり対応していた。
※写真は一部イメージです。