茨城県の方々は奥ゆかしい。控えめである。「いやいや茨城には何もありませんから。」「どこにもメジャーな観光地ありませんから。」「これといった料理ありませんから」「何もおかまいできませんから」と決して筑波山のガマの油売りや干しイモを強調することはない。そして最後には「どうせ魅力度ランキング最下位ですから」とため息をつく。
しかし、茨城県は「魅力度ランキング最下位」に反旗をひるがえした。というより、最下位=一番を逆手にとって、大々的に自虐的にアピールしようという戦略に出たのである。それが
なめんなよ♡いばらき県
である。立派な公式スローガンである。http://www.pref.ibaraki.jp/namennayo/
茨城県のHPはおもしろい。いきなり「東京より開花が遅いのが、いいところ。お花見まだ間に合います。」である。
http://www.pref.ibaraki.jp/index.html
で、ようやく本題に入る。そうなのだ、「お花見、間に合った」のだ。前回「千葉では桜は散り始めたが、ひたちなかでは満開で出迎えてくれるのではないだろうか」と書いたが、まさに出場校打ち合わせ会、全国理事会の5日(土)6日(日)は満開だった。天気もよいし、気持ちがよかった。
ひたちなか市は、日本三大ロックフェスの一つであり、ロックフェスファンにとっては聖地だが、夏はさらに高校演劇にとって聖地となるのだ。聖地初日に満開の桜はふさわしい。

会館前の駐車場の桜が美しい。

桜の向こうに、我らが「聖地」。

会館の前にあるほーむセンター。ここも舞台スタッフにとって聖地だ。
さて、この2日間のメインイベント、上演順決めが行われた。全国大会開催県は、地元ネタを取り入れ趣向を凝らしてこのイベントを行うが、茨城県もなかなかのものであった。ほとんど生徒たちの発案で、進行も生徒である。けっこう「はずす」ところが、高校生らしくて清々しい。上演順決めをするかと思いきや、なぜかクイズ合戦。ゆる~い展開と上演校の緊張感がミスマッチでこれもまた全国から来た大会関係者を裏切る。最後はクイズ合戦で選んだ景品の中に、上演順が紙が入っているという、予備抽選のないまさかの展開で、あれよ、あれよ、と上演順がゆる~く決まっていったのである。さすが、なめんなよ♡いばらき県 なのである。

緊張感あるなあ。

だが、なぜか舞台裏には茨城県特産品が。

茨城総文マスコットキャラクター「ふれあちゃん」が登場。ここまでは定番の進行。

景品紹介。体がしなやか。でも途中でやりすぎないよう、注意される。

一見討論会のようだが、ゆるいクイズ合戦。

と思ったらいつの間にか上演順が決まっていた。茫然と番号札をもつ上演校代表。
と言うわけで決まった上演順。とりあえず学校名で。
7月28日(月) 1 10:00~11:00 岐阜県立池田高等学校
2 11:30~12:30 青森県立青森中央高等学校
3 13:30~14:30 久留米大学附設高等学校(福岡県)
4 15:00~16:00 長野県松川高等学校
5 16: 30~17:30 島根県立出雲高等学校
29日(火) 6 9:30~10:30 愛媛県立松山東高等学校
7 11:00~12:00 香川県立観音寺第一高等学校
8 13:00~14:00 山梨県立甲府南高等学校
9 14:30~15:30 北海道大麻高等学校
10 16:00~17:00 茨城県立水海道第一高等学校
30日(水)11 9:30~10:30 群馬県立桐生高等学校
12 11:00~12:00 滝川第二高等学校(兵庫県)