2015聖地・ひこね文化プラザ

さて、「ひこにゃんに会ってきた」と調子に乗って2回書いたが、私と広島のS氏の目的は、もちろんひこにゃんではない。彦根城でもない。だが、彦根城巡りは、歴史に詳しいS氏のおかげで充実したものとなった。町散策は歴史好きに同行するのがいい・・・が、長くなる。我々の目的地である「ひこね文化プラザ」に向かおうとする頃には、もう日が傾いていた。来年夏の滋賀全国大会が開催される「ひこね文化プラザ」は彦根の町からは遠い。京都方面に一つ行った南彦根駅が最寄り駅である。それでも1,5キロ、歩けば25分はかかるだろう。本来であれば、その往復50分をぜひとも経験したいと思っていたが、時間がない。彦根城の前のおみやげ屋さんからタクシーに乗ることにした。タクシーに乗り込むと「ひこね文化プラザですね。3、4分で着きますよ。」と言う。「え!そんなに近いの?歩けたかな。」「いやいや車ですから。歩いたら遠いですよ。」「あ、そうですか。」 ところが、5分たっても一向につく気配がない。道も渋滞している。そうなのだ、彦根の街は私が勝手に想像していたのんびりとしている街ではない。駅前こそのんびりしているが、幹線道路沿いにはどんどんスーパーやチェーン店が立ち並び、金曜の夕方とあって、ひじょうに忙しく、にぎわった街なのであった。15分は乗っていたか。ようやく運転手さんが「あそこですよ」と教えてくれた。 ついにやって来ました。私たちの、2015年の聖地、ひこね文化プラザ。周りには・・・何にもないかと思いきや、どっこい、数日前に目の前にスーパーが開店し、車がたくさん出入りしている。これは便利。ホームセンターが目の前にあった、ひたちなか市文化会館を思い出す。 IMG_20141205_163742 IMG_20141205_163920 IMG_20141205_163735 ではゆっくり見学を、と思って何気なくバス停の時刻表を見たら、日に数本しかない南彦根駅行きのバスが10分後に来るという。う~む、行きはタクシーで来たのだから、帰りは25分歩いて実感せねば・・・いや、もう夜だし・・・京都に行く電車の時間もあるし・・・寒いし・・・バスを経験しておくことも必要じゃないか・・・とあっさり方針を変更し、バスに乗ることに決める。滞在時間約7分、写真をとって、「豪華ですねえ」と感想を述べ合い、走ってバス停を探し、満員の乗客にびっくりしつつ、無事バスに乗り込んだ。まるでテレビ番組の「路線バスの旅」のようでした。 IMG_20141206_083102 翌日土曜日は枚方で会議。京都から枚方へ行く途中、伏見稲荷があった。ここは2014年度外国人が選ぶ日本の観光地ベストワンに選ばれたところである。何でも千本鳥居が魅了するらしい。ならば、と途中下車し、伏見稲荷へ。好天の朝、冬のきりっとした冷たい空気、なるほど千本鳥居の不思議な、魅力的な空間。実に気持ちがよい。この日は歴史通のS氏のいない単独行動だったので、さっと山を駆け巡り(実際は早足で)、何の知識も得ぬまま伏見稲荷を後にした。
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