春爛漫

一気に3月から4月に突入しようとしている。桜も一気に咲こうとしている。4月4日5日に彦根で全国大会出場校打ち合わせ会があるけれど、まだ桜は満開であろうか。理事の皆様への案内文には、「満開の桜のもとお待ちしてます」なんてかっこつけて書いたからなあ。桜、出場校打ち合わせ会で思い出すのは、やはり島根県の松江である。全国大会の会場であった島根県民会館が松江城に隣接していて、4月の第1週の土日の桜は満開。会館の2階のロビーの大きな窓から見下ろす、お堀端の桜の美しかったことか。出場校打ち合わせ会は当然ながら上演はない。そのさびしさをじゅうぶん補ってくれたのである。今度の彦根にも彦根城がある。会場の彦根文化プラザは離れたところにあるが、メインのステイ場所は彦根である。桜と天気に期待する。

 

さて、春季全国大会、大成功のうちに終わりました。「終わる」と書くとさびしいですが、きのうたまたま観た、北島三郎の最後の公演の番組で、北島三郎が「終わりは始まりだよ」と言っていたのを思い出した。そうなのだ、「終わりは始まりなのだ」 いい言葉だなあ。

 

春季全国大会の始まりは、高校演劇の春のスタートである。春季全国大会の終わりは、地元での高校演劇の春のスタートである。実際今度の日曜日には、本校も公演が・・・。いやいや忙しい。春休みには全国各地で自主公演や卒業公演、合同公演、フェスティバルが行われているだろう。そして、休む間もなく、新入生歓迎公演。今年は映画のおかげで「空前の高校演劇ブーム」が起こるようである。5人の演劇部に50人の新入生が入ってくるかもしれない。さあ、今から新入生を鍛える、でも辞めさせないプログラムを準備しておくのだ。

 

高校演劇の春の締めは、その入ってきた新入生たちと創る劇の発表である。5月か、6月か。それまで2カ月から3カ月。高校演劇の春はまだ始まったばかりなのである。

 

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