青森県大会に行ってきました。

10月も終わりですねえ。明日からは11月。前にも書きましたが、都道府県大会が最も多い月です。ブロック大会も、北海道、中国で開催されます。秋ですが、「高校演劇の春」です。 11月の大会のいいところ。ずばり紅葉です。だいたい会館の周りは、木々が多く、よく整備されてますよね。公園も近くにあったりします。朝早く落ち葉を踏みしめながら、会館へ向かう道、すっかり陽が落ちて、肌寒い中、月の光に照らされた紅葉の下を通って帰る道、絵になりますねえ。しかも、行く道、帰る道にはいろいろな思いがこもっていて、期待、希望、夢、歓喜だったり、失望、挫折、虚無感、ねたみ、達観だったり。思い出に残ります。 さて、10月26日(土)27日(日)に青森県弘前市で開催された、青森県大会に行ってきました。もう大会の結果とか、上演作品とか、某速報ページやツイッターなどで、バンバン更新されているからここには書きません。ただ全体として、「う~ん」とうなる作品多かったです。この前の山形もそうだったけど、生徒たちよくがんばってます。演劇大好きという感じでうれしくなります。 PAP_0016  PAP_0011 PAP_0017 会場の弘前文化センターの前には津軽藩の初代藩主津軽為信像があり、威容を誇っています。この建物の前に桜で有名な弘前公園があり、弘前城があります。美しい。当然毎朝の散歩コースです。紅葉も少しずつ始まっています。弘前文化センターでは総合文化祭美術部門の展示もありました。 さて、上演の中で「縄文土器、弥生土器、どっちが好き?どっちもドキ」なる歌詞の歌をオープニングで流し、幕が開く前から観客を爆笑させた劇(青森南高校「青森県立青森三内丸山高校物語」)が、中身もとっても面白かったので、その題材となった三内丸山遺跡(青森市街から近い)に行ってきました。ところでその歌は後で調べてみると、レキシと言う人が歌う「狩りから稲作へ」と言う歌でPVもとっても楽しめるものなのでした。他の曲もかけて一人楽しんでしまいました。 で、三内丸山遺跡、よかったなあ。きれいに保存されているし、施設の建物は新しくて、しかも無料。再現された竪穴式住居に一つ一つ入って、古の時に思いを馳せましたよ。何千年も前に、ここに人が住んで集落を作っていたなんて胸がドキドキ(土器土器)するではないですか。タイムスリップしてみたい。ちなみに当時の人々は、今の私たちの半分くらいの身長だったらしい。資料館に人形とか模型があって、けっこうリアルでした。天気も良く、敷地も広大で、何かとてものんびりした時間なのでした。 PAP_0026 PAP_0024 PAP_0022 あとついつい「鉄ちゃん」的な話題になるけど、弘前から青森に行く時、時刻表見たら、前日の夜に上野を出発した寝台特急「あけぼの」が弘前に朝停まって、青森に向かうということがわかりました。必要なのはわずかな金額の特急料金だけ。「これは乗らねば!」と、いつもはだらだらと過ごすホテルを、さっと飛び出して駅に向かいました。だってブルートレイン系の寝台特急って乗ったことがなかったので。で、念願かなって、ブルートレイン初乗車。もう寝台ではなく、たった30分の旅でしたが、大いに満喫しました。でもあの寝台・・・自分だったら寝られないだろうなあ。青森駅に着くと、本物の鉄ちゃんたちが、群がって写真を撮りまくっていたので、私もそれほど関心ないよと言う風を装いつつ、何枚も写真とりました。 PAP_0036 PAP_0039 PAP_0042 PAP_0032 PAP_0029 さらには青森駅のすぐそばに接岸されている「八甲田丸」 今はメモリアルシップとして、航海せずに公開をしているようです。イベントもやってます。かつて八甲田丸に青森駅から貨物列車が運びこまれていたんですね。その線路跡が残っています。時の移り変わりを感じる青森県訪問でした。
タイトルとURLをコピーしました