ブロック大会のはざまで。

先週末は、東北、九州ブロック大会。今週末は中国ブロック大会。月曜日(クリスマス)からは四国大会、中部日本大会が始まる。

 

ブロック大会巡り同好会としては、千葉にいてはいけない、ヘラヘラと山形とか佐賀に行って、明日からは山口から四国、そして中部に行かねばならないところだが、今年はそうはいかない。今週、つまり学校で言えば、2学期最後の週に公演をやっていて、先週の土日は追い込みの稽古であった。

 

公演と言っても、演劇部のではなく、演劇授業選択者の卒業公演(パフォーマンス系に近いので「卒業パフォーマンス」または「卒パ」と名付けている)である。でも多くの生徒は演劇部なので、ほとんど演劇部と同じように創っていく。放課後やるか、授業時間でやるかの違いだ。でも授業時間では足りないので(しかも途中で台本換えたので)、期末試験が終わってからの1週間、午後の時間と土日を使ってガシガシ創っていく。3年生、さすがに飲み込みは早い。何より、この時期に3年生と稽古ができるのは幸せだろう。ふつうは3年の春で演劇は引退である。この時期の演技は風格さえ感じる。ただ彼らが1年生の頃に比べると、初々しさは当然なく、シャープさよりも丸さが前面に出て、どこかオジサン化、オバサン化した雰囲気を漂わせている・・・いやそんなことはない!高校演劇の熟練の域に達したのだ。

 

演劇部ではない生徒ももちろんいる。今回は彼らの伸びが著しい。主役の一人になったAは、本番を迎えるたびにどんどんよくなっていく。反応や表情など自然にできている。ダンス部のKは、今年の演劇クラスのダンスを引っ張り、演劇部系のダンスを革新的に変えた。キレキレのダンス、ここだけはシャープで身を乗り出す。Iは自分の持ち味を突然開花させた。この「突然」とうのに出会えるととてもうれしい。

 

3日間の平日の公演。それでも外部からもたくさんご来場いただき、客席は常に満席状態であった。そして今年6本目の作品、終了。今年はよくやりました。丸一年体が演劇部顧問でした。改造人間・演劇部顧問です。

 

でも聞くところによると、佐賀の東の方に、1ケ月に1本、年間12作品創る演劇部があるらしい。うむ、うむ、うむ。決して張り合おうとは思いません。

 

   

上演前でも超リラックス(見た目)の3年生。舞台上で遊びまくった。

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