いきなり、写真です。体操着にモップにバケツ?5人?もうわかりましたね。「全校ワックス」です。
大会17日前となりました。今日から週末まで学校です。少し気温が下がりました。よかった。さあ、毎日更新のための秘策です。(もう秘密じゃない) 今日から、ゲスト登場です。いただいたメッセージを掲載します。ずるい、と言うなかれ。あの方、この方、いろいろお願いしました。第一弾は、山梨県立甲府南高校の中村勉先生です。先週山梨県のワインで有名な勝沼が、39度越えを連発しまして、全国暑い町レースの常連である、熊谷(埼玉)や館林(群馬)を脅かしましたね。私の隣に座る、館林出身の数学の先生が悔しがったこと。そんな時思い浮かんだのが中村先生です(脈略ありませんが)。どうぞ。
毎日暑い日が続きます。39度を4日連続で記録して甲州市なんていうだれも知らなかった町が全国に知れ渡ってしまいました。全国大会ブログは阿部先生の指名で山梨の中村が書きます。
平成18年の京都大会に『全校ワックス』で出ました。甲府昭和高校、部員7人、バケツとモップを持って甲府からワゴン車で京都に向かいました。女子5人のワックスをかけてる話で、装置もなく上演しやすいからか、まあその後ほんとうにいろんな中学高校で上演してもらいました。
京都は今年の山梨のようにものすごい暑さで、用意してもらった練習会場の小学校の体育館もたいへんなことになっていましたが、真正直にきっちり通し稽古をしていました。よく熱中症にならなかったもんだと思います。
やりたいことは女の子5人の関係の表現。気をつけたのはリアクション。台詞の言い方なんていいから、どう反応するかずっと稽古してました。稽古してるとだんだんリアクションしない方に向かっていき、京都に行くまでにはいちおうこれが完成だというところまではたどり着きました。なるべく動かない。でもこの動かないというのがたいへんで、けっこう体力もいるので、よく走りました。甲府昭和はよく走ってるんです。
舞台一杯に飾った秩父農工のあとでまるきりの素舞台、ぞうきんがけしたり、ワックスかけたり、段ボール敷いたり、観客もめずらしいと思ってくれたのだと思います。反応もたいへんよかった。
ただ、台詞は短いし、さほど感情も激さない。ゆるいやりとりの続く劇なので、速報の感想にこう書かれたことはいまでも忘れません。「生き生きとした演技というものをもう一度考えてもらいたい」
優秀賞もらっても批判されても同じことで、変えたくないところは変えたくない。その後いよいよ台詞は短くなり、棒読みだ電報だと言われたのが4年後の宮崎大会『放課後の旅その他の旅』でした。これは毀誉褒貶ありましたが会心の作、やりたいことはやったという感じ。
全国大会は高校演劇の見本市だから、あたいのところではこんなのをやってる、うちからはこんなのを出した、どうだおいらんとこは、なんてみんなで持ち寄ればよいと思ってます。なるべく多様性を担保できるような活動ができればよいかと。ちょっと固いはなしですみません。長崎でお会いしましょう。楽しみにしてます。
こちらは「放課後の旅その他の旅」 いい写真をありがとうございました。
さあ、明日は誰でしょう・・・