今夏の全国大会は広島で行われる。広島県の広島市で行われる。会場はアステールプラザ。何となく製薬会社の名前と似ている。この会場で、昨年11月に、中国ブロック大会(第53回中国地区高等学校演劇発表会)兼全国大会プレ大会が開催された。(11月21日22日)
これがアステールプラザ。街を歩いていると突然現れる。完全な街中ホール。広い駐車場などはない。昨年のひこね市文化プラザ、一昨年のひたちなか市文化会館とは、街中の位置付けが異なる。それが証拠に・・・
向かい側にはコンビニエンスストア。これは確かに便利だ。ちなみに、彦根ではスーパーが、ひたちなかではホームセンターが向かいにあった。それはそれで便利だった。特にホームセンターは。
アステールプラザに隣接して、広島文化学園HBGホールがある。ここでは吹奏楽部門が開催される。演劇と吹奏楽、何と隣り合わせなのだ。これは観客整理、誘導が大変なことになりそうだ。
ホールの裏手には、川が流れる。水の町・広島。観劇の合間にこれはいい気分転換になりそうだ。(夏は暑いかな)
外の光が入って明るい、ロビーからホワイエ。ホールの第一印象は「明るい!」だ。
出た、総文公式マスコット。その名は「もみおん」。もみじのたてがみを持つライオンとのことだ。(なぜライオンなのか・・・) このもみじ型たてがみ、広島名物「もみじまんじゅう」にも見える。お土産で買った「生もみじまんじゅう」のおいしかったこと。こんなにもみじまんじゅうが進化しているとは!
さて、広島に来るのは、修学旅行の引率以来2回目。それも20年以上も前のことだ。そしてこの町に対する印象ががらりと変わりました。まずは、風光明媚。温暖。確かに、瀬戸内海の島々によくこの言葉を使うが、広島も瀬戸内海に面しているのだものなあ。11月の末とは言え、暖かく、空気が澄み、散歩が心地よかったことよ。
水の町、広島。何本も流れる川が心を癒す。市民にとっては交通を遮断し、渋滞のもとになるのだろうが、こちらにとっては、都会と川などの自然が織りなす風景が美しい。
市電。いい町には路面電車が走る。路面電車が走る町はいい町。
夜もにぎやか。これも大切。
そして、原爆ドーム、平和記念公園、そして平和。
日常に溶け込んだ風景なのだろうが、原爆ドームが残されている意味はとてつもなく大きい。ドーム前の、原爆投下直後の同地区の写真にしばし茫然とたたずんでしまった。
この夏は、平和について考えよう。 いや、今も。