いわきへ、新潟へ

 4ブロック大会が重なり合った23日~25日の3連休。23日は東北大会会場である、福島県いわき市のアリオスへ向かった。

 

「ブロック大会に行ったら全上演を観るべし」と言うブロック大会巡り同好会の鉄の掟を軽くやぶっての日帰りである。除名は覚悟の上である。だって日帰りでも行くしかない。近くでブロック大会をやっているのだから。

 

柏から「スーパーひたち」に乗って2時間弱。ほら近いでしょ。秋田に住む東北ブロック事務局長は「いわきに来るのに7時間かかりましたよ」と秋田弁で言っていた。2時間の私が行かないでどうする!

 

この日は東京で19度という暖かく汗ばむ陽気。いわきも同じくらい暖かくアリオスまでの道上ダウンジャケットを脱ぐ。ふといわきが「東北の湘南」と呼ばれている(自分で呼んでいる?)ことを思い出す。北海道伊達市も「北の湘南」だったなあ。(ちなみに柏にも「しょうなん」があって、それは「沼南」と書く)

 

 

アリオスじゃ、アリオスじゃ。やはり美しい。

 

  

文化交流館の名の通り、文化の社交場のようなところ。会場入口も美しい。

 

 

周囲も心がなごむ。特に裏手の川が好き。

 

生徒講評も活発だ。

 

東北大会の幕間は30分。年賀状を書いたりして。

 

仙台市立仙台「白犬伝-ある成田物語-」 青森県立弘前中央「いつかの夢」 山形県立東桜学館「クローバーラパン」 山形県立山形東「深空」 

青森県立青森中央「ジンコちゃんの世界」と観劇。うう~去り難し・・・。


それでも「すまぬ、すまぬ」といわきの駅へ。振り返るといわきの夜はクリスマスの装いだった。

 

翌日24日早朝。今度は上野から新幹線に乗ったよ。関東大会新潟会場へゴー。

 

この時期の上越新幹線は面白い。

 

関東平野は晴れ。富士山が見える。

 

 

トンネルを抜けて越後湯沢は雪。おお、隣のホームに越後湯沢~新潟間を走る“走る美術館”「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」が!

 

しばらく行くとまた雪のない平野が続く。しかし天候はどんより。

 

そして新潟の町に着く。「12月に新潟の町に雪は積りません!」と、銀縁メガネのつるをキラリと光らせて断言するI氏を思い出す。

 

おもてなしと用意周到が自慢の新潟県。ポスターもしっかり準備。

 

 

「りゅーとぴあ」ここがまたいい会場なのだ。昨年のさいたま芸術劇場からりゅーとぴあへ。2年連続で関東大会北会場に出場した生徒は極めて幸福な高校演劇生活を送った。

 

ロビーから見える景色も美しい。

 

上下左右、全面白の通路があった。この白い道はどこへ通ずる?

 

さてこの日はクリスマスイブ。こんな日に観客はいるのかな。

 

はい、いっぱいいます。高校演劇、クリスマスに強し。ある千葉の先生が言っていました。「この3連休、奥さんと子どもたちで八景島シーパラダイスに行ってしまったんですよ、ぼくを残して・・・」 あれ、この人、ブロック大会巡り同好会のCさん?(何を言っているかわかりたい人は、緊急座談会シリーズを読んでください) 最近、高校演劇おじさんたちの家族も先手を打つようになってきたようだ・・・。

 

新潟県と言えば、名物顧問研修会。今年もよかった。詳細は後日別の場で紹介します。

 

そして新潟会場、全12作品。全部しっかり観ましたよ。これで除名は免れるだろうか。会長の声が聞こえてきた。「東京会場次第だな。」 私は答えた。「はい、わかりました!東京会場全13本、しっかり観ます!」

 

今年度は、北会場に全国大会推薦が2枠回ってくる。そして2校とも埼玉だった。昨年度も夏・広島に埼玉(芸術総合)、春・北海道伊達にも埼玉(川越)が推薦された。乗ってるな、埼玉。

 

また千葉県の学校が初めて新潟会場に登場した。(八千代) 千葉県から北会場に出場するのは2回目。(前回は専修大松戸) 北会場で南会場に属する学校が上演するのはとても新鮮である。

 

そんなわけで、関東大会新潟会場、大盛況のうちに終了。互いの労をねぎらい、こう言って別れた。「また4日後ね」!?

 

振り返るとクリスマスツリーがあった。りゅーとぴあから高校演劇おじさんたちへのプレゼントだ。

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