いよいよ本日開幕です。
夢の3日間が始まります。その1瞬、1瞬をかみしめて過ごしていきましょう。
桐生高校「通勤電車のドア越しに」、これでいきましょう!
全国大会出場、本当におめでとうございます!!
長い間、県大会出場が悲願だった本校演劇部。思いがけない全国大会出場でした。
リハーサル当日。朝から、ふだん破天荒な部員達の口数が少なく、さすがに緊張の色が隠しきれず。けれども、ひたちなかの青い海が目の前に広がったとき、バスの中に歓声が上がりました。海なし県群馬の高校生にとって海は憧れです。あの深い深い青が大舞台に臨む気負いも怖さも何もかもを流し去ってくれたように思います。
練習会場の中学校の教室。木陰を吹き抜ける海風。涼しい…群馬と違いすぎる…同じ夏とは思えない…ずっとひたちなかにいたくなるような心地よさ。会場スタッフの先生や生徒の皆さんに暑さを気遣われるたび、かえって申し訳ないような思いでした。
そして、本番当日。最終日の朝一番の上演でした。リハーサル室…楽屋…。妙にトイレが近くなった舞台監督A。気合いが入るおじさんメーク。すっかり手慣れたネクタイ結び。メロンパンのスタンバイ。そして、幕が上がりました。大きく打ち寄せる波音のような爆笑。響きわたる拍手の音。地区大会のころから「入賞より爆笑」だけが目標でした。全国の舞台で、このささやかな願いを、こんなにも温かくかなえてもらえるとは。
スタッフの先生方・生徒の皆さんには、これ以上ないくらいに支えていただきました。あの日、あの場所で過ごしたからこその出会いもたくさんありました。
出場校の皆さん、これから始まる壮大な舞台のような日々を味わい尽くしてくださいね。
群馬県立桐生高等学校
演劇部顧問 武島美智子