北の大地は豊作でした。

先日、夏春全国大会出場校を、どんどんどんどんと4校発表した北海道ブロック大会。

 

大会は金土日の3日間。金5本、土7本、日6本の充実の18本。残念なことに金曜日は観られず、13本の観劇となりました。

 

「平成27年度第65回全道高等学校演劇発表大会」 全道大会と呼ぶことが多いですね。運動部文化部問わず、この「全道」という言葉、特別な響きがあるようです。「全国」に近いかな。だってあの広い北海道の各地から大会で集まるとなれば、全国大会に行くのと同じくらいの大事(おおごと)です。今回の演劇大会にしても、地元を除いては、4泊5泊の合宿型大会。リハーサルを入れれば水曜日から月曜日までの6日間!前に書いた石狩支部大会連続9日間と言い、やはり北海道、やることがでかい。

 

さて、全道大会の特徴の一つ。それは大会の愛称・テーマが毎回あることです。今回のそれは

 

「オニオンパラダイス2015」 ~目にしみるような感動を!~

 

北海道の大会開催支部の方々は、一体どれくらいの時間をかけてテーマを考えているのでしょう。ユーモアにあふれ、毎回感心していいます。実際、大会の行われた北見は「オニオンパラダイス」でしたよ。着いた夜は、大量のオニオンスライスで迎えられ、朝食には焼き玉ねぎ、それから玉ねぎの炒め物をやっぱり大量に食べました。逃したのは、北見玉ねぎラーメン!自分が玉ねぎ好きなのを実感したのでした。

 

大会会場は、「北見芸術文化ホール(きた・アート21)」 かっこいい! JR北見駅から徒歩30秒。便利~! キャパは500以下でしょうか。見やす~い! 

 

3日間で18校と言うのは、運営する側にとっても審査する側にとっても長旅のようなものです。(支部大会参加校数が多い時は20校の時もあったとか) しかし私にとっては、あっという間の楽しい2日間。何といっても会場がそのコンパクトさもあり大いに盛り上がってます。北海道の一体感を感じます。上演劇も面白い、面白い。なぜか最終日に「好きだ!」の告白芝居が多く、さまざまパターンの「好きだ!」が登場し、そのたびに、女子高生の嬌声と男子高生のため息が交錯するのがこれまた楽し。キャッチボールもいくつかあったなあ。ボールありもなしも。

 

今年の作品群、とても豊作だったのではないでしょうか。8年ぶりの全道大会。これはクセになりそうな・・・。

 

【その他全道大会思い出集】

 

①名セリフ・・・『清く、正しく、夜露死苦』(「みんなのおしばい」札幌山の手) 顧問人生を振り返らせていただきました。まだあるけど。

 

②『女子高生』が北海道にも現れた。(「オセロから始まる」市立函館) G(ゴキブリ)も北海道に現れた。(「 G・イン・ザ・ダーク」北星女子) 思い出すのは全国大会の「麒麟児-killing G-」(岐阜県立池田)や「桶屋はどうなる」(都立東)。高校演劇ではゴキブリは人気者。


③たぶん2015年度産高校演劇「自分の中の3本」に入るであろう作品に出会えた。

 

④大会最後の上演となった余市紅志高校の劇も忘れ難い。 よく「今の彼らしかできない作品」というようなことを言うが、まさにそれ。今の彼ら彼女たちが演劇部メンバーとして出会ったことの奇跡が生んだ奇跡的作品、というよりも上演。台本を下敷きにしながらもライブパフォーマンスのよう。舞台の上に彼ら彼女らそのものがいた。タイトルはずばり「フォゲット・ミー・ノット!」

 

【北見思い出集】

 

最大の防寒態勢で北海道入りしたが、あまり寒くない。むしろ空気がきりりと冷えていて気持ちがよい。

 

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恒例の朝の散歩。北海道は道が広く、まっすぐ。人は歩いていなかった。

 

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こんな洒落た名前の通りがあった。人は歩いていなかった。

 

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町の中心、北見駅。このすぐ裏手に、北見芸術文化ホールがある。あまり人はいなかった。

 

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スタイリッシュな北見芸術文化ホール。

 

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周囲には何もない。

 

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ガラス張りの壁面から光が差し込み、明るく気持ちがよい。北見の文化の拠点。

 

IMG_20151114_181137 第24回優秀校東京公演記録集 北海道北見北斗高校の舞台(平成13年)

いつもカメラの前に集まってくれる、北見北斗高校のOBOG。今回は国立劇場で高座をもった(「ちょこばな」)彼も登場。

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