「高校演劇の秋」実り豊かに閉幕

「高校演劇の秋」最終章(週)が終わった。トリ、オオトリを飾った、福島県、長野県の皆さま、お疲れ様でした。暦と同じタイミングで、「高校演劇の秋」も幕を閉じたのである。本日12月1日。

 

さて、11月は週を重ねるごとに、特に週末、本HPへのアクセス数が増えていった。前にも書いたが、大会がどんな様子であったかネット上を探し求めて、こちらにもたどり着いた方も多いであろう。求めている情報はなかったかもしれないが、このHPの存在を知ってもらうだけでもありがたいことである。

 

ただその中で、私はあまり使わない言葉がある。それは「大会結果」という言葉である。いや、実際には数回どうしようもなく使ったことがあるが、これからも何とか使わないようにしていきたいと思う。

 

と言うのも、「結果」と言うとき、どうしてもそれは入賞校を指しているのであり、「結果を知りたい」は「次の大会に進む学校を知りたい」と同義になってしまう。

 

部員にもよく言います。「高校演劇は結果よりも過程が大事なのだよ」と。その過程を経て舞台で発表されるのが「成果」である。その成果を観られるのは、そこにいた観客だけなのです。そしてその成果はほとんどの場合、結果と一致しないのがコンテストの宿命。だからこそ、幸運にもその「成果」を観ることができた私たち(観客たち)は、今の時期こそその舞台に思いをはせたいものです。

 

よい結果を得られた舞台も、その成果は、その地区の、その県の、他校の豊穣なる成果の上に成り立っているもの。だからこそ代表校は、それを次の大会で伝えるべくがんばるし、そして他校も代表校を応援すべく、次の大会に行き、さらなる成長を見届ける。そんな観客で会場はいっぱい。That’s High School Drama! ですね。

 

2015年も収穫いっぱい、豊作の秋でした。

 

さて、12月は「師走」。やはり私も走らなければならない。今週から来週にかけてやることがいっぱい。正確には「やり残したこと」がいっぱい。今までのつけが回ってきました。2週間ほどこちらもお休みするかもしれません。いやしないかな。

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