「あゆみ」の次は何をやったらいいのだろう。

「あゆみ」の公演が、昨日(15日)終わった。これは週に4時間ある「演劇実習」選択者3年10人による公演。10人は全員女子だ。3年には他にも週2時間の演劇の授業が3クラスあり、60人ほどが選択している。私はそのうち2クラスも持っていて、そちらは演劇を創るより、シアターゲームとかコミュニケーションゲームとか、そんな類の即興的な、わいわい騒ぐ的な授業をやっている。いつもネタを考えている。うまく生徒が乗ったりするとほくそ笑む。

 

おいおい、君は自分の専門の科目を教えているのかい?と問う人もいるだろう。「教えていますよ!」と胸をはって言い返す。そうだ、4時間教えている、英語を。いやあ、英語の授業の新鮮なこと。

 

というわけで、1学期は演劇あるいはワークショップ系演劇にどっぷりはまった。例えば、こんな感じ。3時間目は「あゆみ」の稽古、5、6時間目はワークショップ系演劇の授業、放課後は「もしイタ」の稽古。つまり6時間くらい3種類の演劇をやっている。演劇部部長とは、「あゆみ」で会い、ワークショップ演劇で会い、部活で会い、土日も含め、毎日会うので、まるで秘書のようになってしまった。

 

「なんてうらやましい」と多くの方々は思うだろうし、自分でも「ありがたい」と思わなければならないのだろうが、やはり「あゆみ」と「もしイタ」が重なった6月は大変であった。自分でも何を今何やっているのかわからなくなってしまうことがよくあった。

 

そんなダブル、いやトリプル演劇の日々も、「もしイタ」が終わり、授業が終わり、残すは「あゆみ」の公演だけとなり、期末試験終了後1週間稽古して、昨日上演した。プレ公演を含め、2回の上演。演劇実習室(教室2つ分)に2回とも80人超の観客で満員。うれしい。そしてこの作品(弘前中央版)、後半になると、すすり泣き、一部号泣が始まるのである。(同じようなことをある方が何かに書いていた) 特にその3年生を受け持つ先生方がいたく感動してくれた。それはそうだ、「あの子が、こんな演技を・・・」の状態なのだから。保護者もしかり。

 

演劇部5人、元演劇部2人、他3人の10人のチーム。上演すると、いや上演中、リアルタイムで本当に生徒は伸びます。練習では決して出てこなかったような表情、セリフの言い方、本当の涙、いやはや、他3人の伸びがすばらしい。

 

めでたく「あゆみ」終了。さあ、2学期は何をやったらいいのだろう。女子10人。やはりちょっと感動的なもの。つらすぎないもの。皆さん、教えてください。

 

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