完全全国モード突入3日目、しかし・・・

やるぞ、やるのだ、やらねばならぬ、絶対やる、何としてもやる、そう、大会9日前、でも今取り組んでいる資料作成は、大会前日のためのもの。だから資料疲労じゃなく、披露8日前だ。あせることない?いやいやそんなことない。他にもやることはたくさんある、でも一つ一つ思い浮かべていくと、いやになるから、考えず、今やるべきことに集中する。日曜日だって関係ない!

 

かっこいい、と思っているのは自分だけである。午前中は朝早くから、パソコンの前に。ガリガリ進む。(パチパチ進むのほうがいいかな) 気が付くと11時。おお、もう出かけなくては。そう、今日は新国立劇場に芝居を観に行くのだ。開演は13時。11時過ぎに朝ごはん食べたり(昼ごはん?)、身支度して、家族の自転車借りて、猛然と駅へ。新国立劇場小ホール(PIT)には予定通り10分前に着いた。

 

今日の芝居。「怒りをこめて振り返れ」 “Look Back in Anger” だ。   

 

 

汗をふきふき座席に座って、舞台を見ると、その舞台セットに圧倒!(舞台美術:二村周作氏) いや、こんなすごいの、観たことない。芝居の始まりの、中盤の、ラストのかっこいいこと。

 

1956年に、ジョン・オズボーンによって発表されたこの作品、そのタイトル通り、主役のジミーは、絶えず怒っているのだな。それも静かに怒ることは全くなく、常に声を張り上げ、相手(ほとんど奥さん)を罵倒し、半狂乱になってわめき散らし、よくここまで怒ることがあるな、と感心するほど、怒っている。何に怒る?ちっちゃなことから、社会の大きなことまで。今こういう人がいたら、人格破綻者と言われておしまいかもしれないが、今この芝居をやると言うことは、「君たち、もっと怒らなくてはダメだからね。何したり顔で納得してんの?」と言われているような気もする。怒りは人生の熱なのだな。

 

そんな怒り全力投球のジミー演じる、中村倫也という俳優もたいしたものだ。3時間の公演。圧巻である。

 

家に帰って18時。もう今日はいいだろう、だって日曜日だもの。全国モード半日編でした。

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