大会二週間と1日前

今年は早いなあ。もう2週間後の本日は、大会前日なのだ。全国の会議も二つ終え、今頃は翌日に備え、床についているころなのだ。(そんなことないか) 上演校の皆さまは、今が一番大変な時だろう。学期末試験が終わってようやく稽古が再開できる時である。正味10日であろうか。全国大会の宿泊は長い。最短でも4泊、長いと6泊する。修学旅行より長い。しかも本番が終わるまでは稽古と打ち合わせとシミュレーションの連続で緊張感が絶えない。終わった瞬間、一気に解放される。でも今度は審査が気になる。また緊張する。他校の劇観てもなかなかリラックスできない。うけてたりすると、ますます緊張する。だいたい知らない土地にいるのだからそれだけで緊張しているのである。ホテルだって、ビジネスタイプの部屋は慣れるのに時間がかかるかもしれない。結局家に帰るまでずっと緊張しているのである。だからこそ、同じ緊張している仲間と5泊も6泊もする全国大会は、修学旅行よりもずっとずっと濃い思い出になるはずだ。と、なんかまとめてみたりして。まあ全国大会に来ると言うことは、その前のブロック大会を経験しているわけだから、すでにミニ修学旅行は味わっている部も多いだろう。楽しかったでしょう、あの宿泊公演旅行。きっとあまり観光はしてなくて、劇場とホテルの行き来で終わったと思うが、なんと生き生きとあの日々、あの瞬間がよみがえってくることよ。やはり演劇部にとって旅公演をできる、ということは素晴らしいことだと思う。大会でなくてもいい。日帰りでもいいのだ。違う土地に行って、初めてのホールに行って、自分たちを知らないお客さんの前で公演することが、いかに演劇部としての力をつけることか。 私は高校時代演劇部ではないので、顧問としての観点からしか旅公演を知らないが、うん、顧問としても本当によく覚えています。あの時、あの瞬間。去年もこの時期に書いたと思うけど、ぱっと思い浮かぶのは、初めて行った福岡の炎天下タクシーに乗って会館に行ったこと、リハーサルが終わって裏口に荷物を外に出したら、海が見えて、木陰でほっと一息ついたこと、ですね。 出場校の生徒の皆さん、顧問の皆さん、暑くなってきました。くれぐれもご自愛のほどを。茨城での一瞬が心の中の永遠の思い出として残ることを願っています。関東まだ梅雨が明けません。しかし二週間後は夏の太陽がギラギラと照りつけていることでしょう。暑さ対策忘れずに。 暑く、そして熱く!
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