全国大会3日前です。どうしましょう?
本日より滋賀県彦根市に入ります。そしてうれしいことに「昨年度上演校からのメッセージ」が2本入ってきました。どちらも生徒さんからです。小出しにするよりは、ど~ん、と2本載せましょう。上演校の皆さん、明日あたりから彦根入りですね。暑くて疲れて今が一番つらい時かと思います。お二人から元気と勇気をもらってください。
では、茨城県立水海道第一高校3年の中島梓織さんから。 「お好みぃにけ〜しょん」の作者です。お好み焼きでコミュニケーション、この造語、審査員の方々には大受けでした。1年の時の作品というからおそろしい。私は写真にも出てきますが、長髪でメガネの男の子、忘れられないな。
高校一年生の夏、地区大会。
まったく手探りの状態で生徒創作をスタートしました。台本も、演技も、小道具、大道具も、そういえば「お好みぃにけ〜しょん」というタイトルも、みんなで話し合って生み出しました。
高校二年生の夏、全国大会。
一年前には想像もしていなかった大きな舞台で、「お好みぃにけ〜しょん」を上演。とても幸せな時間でした。作・演出としては、一年間かけてどんどん「濃さ」を増していったひとりひとりのキャラクターを、みなさんに愛してもらえたことがとても嬉しかったです。
そして、高校三年生の夏、受験勉強(笑(えない)
茨城から滋賀大会の成功を心よりお祈りしております……!!
こうして振り返ってみて思うことは、同じ夏は二度とやって来ないのだということです。
演劇をやっていると、いろんな人との出会いがあるし、新しい自分との出会いもあって、常に変化のある毎日で。がむしゃらに演劇と向き合った季節は、それぞれちがう表情で輝いています。私は、演劇のそのようなところに魅力を感じてしまいます。
今年も今年で、ある意味二度とはやって来ない夏ですから、がむしゃらにがんばります。そして次の夏、また新しい舞台で、輝きたい!!
いつの間にか私の決意表明になってしまいました……すみません……
出場校のみなさん、全国大会出場、ほんとうにおめでとうございます。
一度しかない舞台を、一度しかないこの夏を思いっきり楽しんでください。そして思いっきり輝いてください。私も輝きます。勝負ですよ〜!!
水海道一高からは今の皆さんの写真も届きました。「イマミツ」ですね。
次に、兵庫県・滝川第二高校「志望理由書」です。現在は3年の岡沙奈恵さんが書いてくれました。岡さんは、主人公高井空の友人役の方ですね。ほら、写真下から2枚目、お辞儀をすると、手があのようになってしまう子。あれで、面接試験行ったんですよね。写真見てると、どんどん思い出してきます。国立でもとても愛された劇でした。
「お前らは勝つために芝居をするのか」
一昨年から昨年夏にかけてのコンクールの間、顧問が繰り返し私たちに語った言葉です。
全国大会出場おめでとうございます。皆さんは何のために芝居をしていますか?
私たちが芝居をするのは、目の前のお客様に笑い、涙、感動をお届けするためです。
それは全国大会だろうが、なんだろうが変わりません。
今まで通り自然体でやりましょう。不必要に緊張しすぎた結果、私は茨城での全国大会『志望理由書』の本番で、初めて噛みました。
この大舞台で芝居が打てるのは審査員という名のお客様に皆さんの芝居が認められたという証です。運でもなんでもなく
皆さんの努力の結果です。
稽古を重ねてさらに進化した皆さんの芝居が満員の客席から盛大な拍手を起こしたとき、審査の結果がどうであろうとも、
必ず「やって良かった」と思えます。
皆さんにはこれまで に評価してくれたたくさんの方の応援があります。残念ながら見全国大会に観には来られないけれど
皆さんの芝居が大好きだという方も必ずいます。
その方たちを信じて、自信を持って、楽しんで演じること。私はそれが一番大事だと思っています。
お客様に自分たちの全力の芝居をお見せしましょう!
滝川第二高等学校 3年 岡沙奈恵
いやあ、改めてお二人のメッセージを読んでいたら、私も「よし、やるぞ!」という気持ちになってきましたあああああ!(「何を?」と聞かないで)
彦根1日目。やる気満々です。