2015年度の幕が上がる

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わりとこまめにブログを更新したりしている。「心入れ替えたか」と思ってはいけない。心は変わらない。それどころかますます楽に、ゆったり、あくせずせずにやっていこうと考えている。だから、今週末の出場校打ち合わせ会が終わったら、夏まで更新できないかもしれない。いやそんなことはない。

 

学校の桜も満開に近づいてきた。それほど写真好きではないのだけれど、思わず撮ってしまう。着実に春ど真ん中である。

 

3月31日。2014年度の大みそか。そして明日から2015年度の幕が上がる。さて、この「幕が上がる」。さんざんタイトルとかスピーチのネタに使いながら、まったく映画のコメントをしていなかったので、軽く触れておきたい。

 

「幕が上がる」 うん、高校演劇の財産となる映画だと思います。よく高校演劇について調べて創ったんだなと感じさせます。ほとんど違和感がない。普通、学校ものとかって、現場の教員が観ると「ありえな~い」と思うじゃないですか。警察・刑事ものだって、本職の方はそう思うでしょう。ところが、この映画はそういうことがなく、「うん、そうだよ、そうだよ」と、うなづきながら観ていたのでした。茨城の全国大会の上演舞台がはさまれていたり、我らが高校演劇の仲間が随所に現れるのも、楽しい。茨城のS氏、青森のH氏(キャストの一人でしたね)とAC高校の面々、千葉のH氏はどアップ。静岡のY氏は親子で出たらしい。(見逃したけど) 特にY氏の息子は、ももクロの大ファンで、メンバーと会話ができたとか。この時こそY氏の父親としての株が上がった時はないだろう。Y氏は関東大会に自分が最も影響を受けた横内謙介氏を講演者及び審査員として呼び、映画の舞台となった静岡でもいろいろ手配し、尽力した。おやじとしての株も上げた。2014年は最高のシーズンだっただろう。

 

映画の中で、最もリアリティを感じたのは、その静岡の地区大会での様子である。観客がまばらなのである。そうなのです、地区大会ってあれくらいの観客ですよね。学校単位でところどころに座っていて。よくわかってる。これが普通の映画だったら、満員の観客を用意して、トラブルが起こったりして、でも満員の観客は熱い拍手を送ったりして劇的に盛り上げるだろう。それがそうじゃないところがいいですね。高校演劇関係者以外には物足りないかもしれないけど。

 

ももクロ・・・この映画で、メンバーが初めてわかりました。(多くのおじさんたちがそう言ってます) そしてファンになりました。(多くのおじさんたちがそう言ってます) メイキング映像も観に行きましたよ。(先述の青森H氏、大活躍でした) ちょうど「初めてのももクロ」なる番組もテレビでやっていたので、録って観ましたよ。彼女たちの歴史がよくわかりました。そうか、ヤマダ電機で歌っていたのか。youtubeで歌をチェックし、家族からあやしまれてますよ。舞台のエンディングにはももクロの曲を使うようにお願いし、部員からは苦笑されてますよ。

 

「行こうよ、全国へ」 この言葉が、これほど素直に純粋に心に響いたことがない、素敵な映画でした。

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